ギックリ腰の発生メカニズム
- 腰を丸めることにより、椎間板の中にある髄核が後方へ移動し、椎間板を覆っている知覚神経終末を刺激することで強い痛みを感じる。
- 椎間板の中で起こっていること。
- 椎間板はレントゲンを撮っても写らない。
- 「特に問題ない、様子をみましょう」。
- シップと痛み止めでしばらく様子見。
ギックリ腰は自然に治る?
- 1~2週間安静にしていると、いつの間にか痛みが引き楽になる。
- 髄核はゼリー状でほとんどが水分 (70%)であり、神経を刺激していたところは吸収されて無くなる。
- しかし、痛みがおさまったら、前かがみの生活を変えるか?変えない!
- だから、腰は1度すると何回も繰り返す!
痛みやシビレの「遠位化」
- バックストレッチをしながら「胸パット」を徐々にいれていき、
- 入れては外し、入れては外しを数回繰り返し、腰を反れるようになってきたのを実感してもらいます。
- 腰をアイスパックで冷やしながら行います。
ギックリ腰の注意点
- 筋の緊張を解除しない。筋肉の緊張には意味がある!
良かれと思って筋肉をもみほぐしてしまうと、髄核のズレを動かさないように固めているものを解除してしまうことになり、より髄核が知覚神経終末に刺激を与えて逆に動けなくなってしまう。- ほぐしよりも、徹底してナチュラルラインに戻して行く。
- ぎっくり腰の場合、
丸めていると楽になっていくので、丸めるのが正しい!
反ると痛いため、反るのが悪い!
と言われがちだが、腰を反らすことで髄核が理想的な位置に戻っていくため、少しずつ動きをつけて、腰を本来のカタチ「ナチュラルライン」に戻すことが大事です。
ひどい腰痛はクセになる?
- ギックリ腰もその原因を理解せず誤った”その場限り”の対応を繰り返していると、当院の場合、将来「椎間板ヘルニア」へと移行してしまう場合が多くみられます。
- 科学的な理解と丁寧な寄り添いが大切です。
- ギックリ腰を繰り返している方、ひどい腰痛で悩まれている方は、ぜひ当院にご相談ください!